環境試験機器

盤石な財務体質を持つ環境試験機器メーカー エクペック(espec)

エスペック(espec)という会社をご存知でしょうか。

大阪に拠点を構える「環境試験機器」メーカーです。

環境試験機器とは何か聞き慣れないキーワードですよね。

たとえば、小さな電子部品をメーカーが作るとします。

部品メーカーはあらゆるテストを行い、この部品のスペックシートを作り、お客さんに提示し、販売し、商売をしていきます。

部品メーカーが行うテストは極めて多岐にわたり、電流をたくさん流したり、大きな電圧をかけたりします。

それに加えて、アイスランドといった気温の低い寒い環境でも連続で何時間稼働するのか、はたまた気温と湿度の高い環境でもきちんと長時間、安定して部品が動作するのかを検証し、品質を保証する必要があります。

こういった環境を変えたテストを行いたい時に役に立つのが、環境試験機器です。

環境試験機器は、たとえば高温多湿の環境を意図的に作り出して、そこに電流を流しながら、何時間も放置します。

そして、たとえば500時間以上、気温50℃、湿度60%以上の環境でのテストをクリアした、という基準を満たすことを確認した上で、堂々と市場に商品を投入できるのです。

こういった環境試験機器メーカーの中でもトップクラスにいるのが、エスペック(espec)という会社です。

エスペック社は、そもそも1954年に日本で最初に環境試験分野へ進出したパイオニアです(そのときの社名は株式会社・田葉井製作所という名前でした)。

2001年には韓国に小会社を設立しています。

韓国で勃興した半導体事業の波を受けてのことだと予想しています。

さて、espec社の最近の決算情報を調べてみたところ、非常に盤石な財務体質をしていることがわかりました。

自己資本比率が非常に高く、長期の安定性が抜群です。

さらに、近年の環境へ配慮するグルーバルな流れを受け、大きく売上を伸ばしています。

これからのますますの飛躍に期待したい会社の一つです。

賃借対照表 BS: Balance Sheet

BSとは?

右側に「資産」

左側に「負債」と「純資産」

を並べたシートのこと。

左右それぞれの合計値が必ず同じになるのが特徴。

especのBS

損益計算書 PL: Profit and Loss Statement

PLとは?

一定期間(3ヶ月間、1年間等)のお金の損益をまとめたもの。

着目すべき5つの利益

1.売上総利益(粗利)

売上総利益(粗利)=売上高-売上原価

2.営業利益

営業利益=売上総利益-人件費など

3.経常利益

経常利益=営業利益+営業外損益(株など)

4.税引前当期利益

税引前当期利益=経常利益-特別損益(事業の売却など)

5.当期利益

当期利益=税引前当期利益-法人税など

especのPL

更に、経常利益以降を拡大してみます。

especが近年大きく収益力を伸ばしてきているのが、上記のPLで伺いしれます。

総資本経常利益率(利回り)

総資本経常利益率(利回り)とは?

総資本経常利益率は、会社の利益効率を知る最も基本的な指標のひとつです。

自己資本と他人資本を足し合わせた総資本をベースに、会社がどの程度の利益を出したかを計算したのが、総資本経常利益率。

つまり、会社の利回りと言い換えてもいいでしょう。

利回りのいい会社のほうが、銀行にも投資家にも従業員にとってもプラスになります。

経営者はこの総資本経常利益率を上げることが重要な仕事です。

計算式

利回り(%)=経常利益÷総資本(自己資本+他人資本)×100

*BSとPLから算出

especの総資本経常利益率(利回り)

総資本経常利益率は10%超えで毎年増加傾向。

安定して成長しているのが伺えます。

流動比率

流動比率とは?

流動比率とは、短期の安全性を表す指標のひとつ。

流動比率が大きいほど、短期の安全性が高い(資金がショートしにくい)。

流動比率100%以下だと資金繰りに苦労をしている印象。

計算式

流動比率(%)=流動資産÷流動負債×100

*BSから算出

especの流動比率

流動比率は300%以上で安定しており、短期の安全性は非常に高い。

自己資本比率

自己資本比率とは?

自己資本比率とは、長期の安全性を示す指標のひとつ。

自己資本比率が高いほど、長期の安全性が高い。

一つの指標は30%以上であること。

計算式

自己資本比率(%)=自己資本(純資産)÷総資本×100

*BSから算出

*自己資本:返さなくていいお金

especの自己資本比率

自己資本比率70%以上と驚異的に高く、長期の安全性は抜群。

売上高対総利益率

売上高対総利益率とは?

売上高対総利益率とは、収益性を表す指標のひとつ。

売上高総利益率が高いほど、売上原価がかかってない効率的な経営といえる。

計算式

売上高総利益率(%)=売上総利益÷売上高×100

*PLから算出

売上高対営業利益率

売上高対営業利益率とは?

売上高対営業利益率とは、収益性を表す指標のひとつ。

売上高営業利益率が高いほど、人件費等がかかってない効率的な経営といえる。

計算式

流動比率(%)=流動資産÷流動負債×100

*BSから算出

売上高対経常利益率

売上高対経常利益率とは?

売上高対経常利益率とは、収益性を表す指標のひとつ。

売上高対経常利益率が高いほど、本業以外の稼ぎがあり、良好な経営の助けとなる。

計算式

売上高経常利益率(%)=経常利益÷売上高×100

*PLから算出

especの各種利益率まとめ

売上高対営業利益率は11%を超える高水準。

多く利益が残す仕組みを作っているのが伺えます。

引用元:

espec 財務・業績情報

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